コンクリート二次製品の品質 |
皆さんが日常生活のうえで利用する施設、たとえば、道路、河川、建物、公園などには、いろいろなコンクリート二次製品が使われているのを目にされると思います。 コンクリート二次製品は,施工が容易で一定の品質が得やすく経済的なことから、近年は特にその利用が拡大してきております。 このコンクリート二次製品を安心して使ってもらうためには,信頼性のある品質の裏付けが無くてはなりません。 このため、国の関係機関や当協会そして各メーカー等では、それぞれ一定基準以上の品質を保つために製品ごとの規格を定め、これを守るため厳格なチェックを行っております。 |
○ JIS規格
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わが国では、あらゆる製品の品質基準制度として昭和24年に工業標準化法が施行され,その中で日本工業規格(JIS)が制定されました。 そして、コンクリート二次製品についても21品目が規格化されております。 その後,何度かの改訂を経て平成16年に新JIS規格の改正があり今日にいたっております。 当協会員もJIS工場の認定を取り、現在8品目のJIS規格製品の製造販売を行っています。 |
○ 協会規格 |
近年になって、国民や発注機関のニーズが多様化の一途をたどり、JIS規格製品だけでは需要に対応できなくなってまいりました。 このため当協会では,昭和54年に要望の強いものの中から汎用性の高いものを選定して,JISの規格に準じた“協会規格”を定め,会員はこの規格に基づき希望の製品を製造出荷することといたしました。 これを、協会では「認定製品」として取り扱い,毎年第三者の専門委員で構成する「認定委員会」の審査を受けると共に他社の技術者による検査を実施し,協会規格の遵守と高品質の維持を図っております。 |
○ 社内規格 |
会員各社は,独自の調査や顧客情報にもとづき、ニーズに応えより便利で豊かな社会資本の整備に資するため、新製品やオリジナル製品を開発しています。 この際には,独自の社内規格を定めて品質管理を徹底し、よりよい製品つくりに努力しております。 協会員各社は,いずれの規格をも厳正に遵守し,安心して使っていただける高品質製品の出荷を、常に心がけております。 |